メッシ、W杯予選の出場停止処分軽減なるか? 過去には処分軽減の例も
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https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170505-00000011-ism-socc

 FIFA(国際サッカー連盟)は現地時間4日(以下現地時間)、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシの不服申し立てを受け、聴聞会を開いた。FIFAは同選手に対し、2018年W杯南米予選4試合の出場停止処分を科している。
 メッシは3月23日の南米予選チリ戦で、「副審に暴言を吐いた」ことで、FIFAから同予選4試合の出場停止と、罰金の処分が科された。すでに1試合を消化しているが、処分が軽減されない場合、今予選の最終節以外は出場が不可能となる。
 ただし、過去の事例がメッシにとっては希望となりそうだ。
 FIFAの規律委員会は、審判団に対しスポーツマンシップに悖る行為があった場合は最低4試合の出場停止処分と定めている。しかし、過去には軽減や執行猶予といった処分軽減の例が複数ある。たとえば、昨年9月には、チリ代表MFガリー・メデルが審判に暴言を吐いてレッドカードを受け、4試合の出場停止処分を受けた。ただし、そのうち1試合は2年の執行猶予がついた。
 また、2014年W杯では、当時ギリシャを率いていたフェルナンド・サントス監督が、審判への言動で8試合のベンチ入り禁止処分を科された。しかし、CAS(スポーツ仲裁裁判所)に申し立てを行なった結果、処分は4試合に軽減され、そのうち2試合に半年の執行猶予がついた。
 アルゼンチンの次の予選は8月31日のウルグアイ戦。急を要する案件ではないため、FIFAは通常の手続きに則り、数週間かけて決断を下すと思われる。(STATS-AP)