小林祐希、仲間のエゴに「そういう時期なのか?」
情報元 : 小林祐希、仲間のエゴに「そういう時期なのか?」
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<オランダリーグ:ヘーレンフェイン0-2ナイメヘン>◇14日◇ヘーレンフェーン
 ヘーレンフェインMF小林祐希(25)は本拠地のNEC戦にフル出場したが、0-2で敗れた。それでもレギュラーシーズンを9位で終え、来季の欧州リーグ出場権を懸けたプレーオフ出場を決めた。
 小林の試合後の一問一答は次の通り。
    ◇     ◇
 -ズウォレ戦もそうでしたが、1点取られるとチームがバラバラになる
 「みんな、走らないよね。誰も走らない。点の取られ方も取られ方だし。いくら前からハメる練習をしても、ロングボールから1点取られたら、俺らはどうしようもないからね。誰かのために走る選手が少ない。自分が受けたいから走る、自分が受けたくないから止まる、自分が楽したいから止まる…。自分がキツイときに、味方を楽にする走りが出来ないから、相手も崩れないし、ずっと全員がキツイままなんだ。全部、人のせいで、全部、自分が楽する、全部、自分が良いプレーをしたい……。そんなこと、出来るわけがない。誰かを空ける動きとか、誰かを楽にするパスとか、誰かをフォローするカバリングだとか、自分のためじゃない時にどれだけ走れるか。ひたむきな選手が少ない。良い時はみんなノッて良いけれど、駄目になったら崩れちゃう。今年入ってからずっと同じですよね。課題は変わらず」
 -今日、小林選手がピッチの上で悔しがっていたのは3回あった。それは全部、自分に関するプレーだった。そのう1一回が、前半のシュートシーン
 「サム(ラーション)から良いパスが来た。コントロール、なんで左足のアウトで行ったんだろう。右足のインサイドで行けばいいのに。走っている歩幅がタイミング的に、右足のインで左足のシュートだったんだよね。以前の自分だったら、あそこにいなかったけど、ちょっと高い位置でプレーできている。俺があそこの位置でプレーして、フリックした時に、やっぱり周りの選手が止まっているよね。やっぱり、俺がああいうプレーをするのを知らないから、全部プレーが止まっている。俺が止まって欲しい時に動いている。俺が10番のポジションでうろちょろしてたのは、30試合出て今日が初めてだから。俺は本来、あそこのプレーヤーだし、あそこでボールを受けたほうがリズムが出来るとか楽しいなと思ったので、もうちょい早い段階から高い位置においてくれればなと思いました。だけど、俺が高い位置にいると、味方が奪われた時に全部カウンターを受けてしまう。特に今日はそう。そこを俺は『帰れ』と言われる。もちろん、俺は帰るけれど、全部後追いになってしまう。俺は負けたくないから、やっぱり後ろに残っちゃうよね」
 -前のポジションにいたというのはチームの戦略として?
 「そう。チームの戦略として俺とマルティン(ウーデゴール)は下がってこない。相手はブロックを組んで、人を見ないでスペースを見るから、俺にマークがついてこない。俺がいいポジションをとっていればレザ(グーチャネジハド)も空くし、サム(ラーション)も空くということで、俺は高い位置を取ってたんです。だけど今日は全然ボールが動かなかったし、グラウンドも乾いているからボールのスピードも上がらないし、センターバックもあのグラウンドでは速いボールを通せなかったから、そうなった時に近づいてもっとテンポを作りながらやろうとした。前半の最後の方はサイドバックの方まで落ちたりとか、真ん中に行ったりとか色々変えていったんだけれど、それに付いて行こうとする選手がいないんです」
 -チーム全体の献身性が足りないのか?
 「献身的にやろうとしてるんだけれど、『今、キツイからいいや』とか『頼む。誰か行ってくれ』という風に動きが止まる。だったら、2人行って重なった方がマシだというシーンが何個もあった。でも、自分がドリブルしたいとか、自分がシュートしたいとか、ゴール前でエゴだけ出て周りが見えてない。頑張るところが違うんじゃないか。ゴール前で力を抜いて、他のところで力を入れる。俺はそういう風に思っている。みんな、そういう時期なのかな? 移籍とか、いろんな人が見ているからアピールしたい時期なのかもしれない。それは分からなくもない。次のチームが決まっている選手もいるからね。俺はチームで求められていることをひたむきにやっているだけ。余計なことはしないし、欲をかいて『俺も、俺も』となるわけではなく、自分を見失わないのが一番です」
 -自分のプレーでは悔しがっていたが、チームメートのプレーでは黙々とやっていたのが印象的だった
「他の選手がミスしても、俺はダッシュで返るだけ。ミスった時に、みんな(ミスした選手に対して悔しがる)。そこでなんで止まるんだ。お前がミスった時に、誰が帰ってるんだよ。そういう基本的なことが出来てないから、勝てるわけがない。ダニ・アウベスですら帰ってるんですから。あのクラスの選手たちですらダッシュで戻るんだから、このレベルの選手がダッシュで戻らなかったらどうするの!? 自陣にスプリントしないと! 相手陣に向かうときだけじゃないよ。次の試合はそれが試されると思う。運良くプレーオフに行けたけれど、今日と同じ試合じゃ絶対に勝てないから。どんな試合になろうと、俺は最後に残った力を全部出して、魂を削るぐらいの気持ちでやります」 
 -プレーオフはこの間のアヤックスとリヨンの戦い。2試合合計で雌雄を決する
 「そんなことを考えないで、俺は1試合ずつ勝つ。90分も考えられないのに、このチームが180分で考えるとか出来ない。そんなことを言ってる暇はない。45分、45分。45分、45分…。もしくは15分、15分、15分。15分、15分、15分。15分、15分、15分。15分、15分、15分…。それで考えたほうが良い。その時間帯によって何をするべきなのか。180分トータルでこうとか、そんなこと、子供のチームが言っている時間はない。本当に15分刻みで考えないと。立ち上がりの15分が大事。落ち着いてきたら次の15分は、しっかり回す。残りの15分は集中して失点しないようにして、点を奪う。後半も同じ入り方、落ち着かせる、最後はゲームを終わらせる。1試合を6個に分けて俺は考えようと思ってます」
 -なぜ前半戦4位だったチームが、後半戦こうなったのだろう
 「理由なんて探せばいくらでもある。今更、犯人捜しや原因探しをするより、来年ヨーロッパリーグに出た時にどうするという明るい話に目を向けたほうが良いと思う。とりあえずゆっくり休むこと。プレーオフは18日、すぐですよね。4日後だから。頭も心もしっかり休めます」