好調C大阪の中で…出場機会わずかでも心折れぬFWリカルド・サントス
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 少しでもアピールしたい――。その思いが強く表れたシーンだった。C大阪が17日にホームで迎えたスペイン1部セビリアとの国際親善試合。0―2で迎えた後半35分、自陣からのロングボールで巧みに前を向いたFWリカルド・サントス(30)は、頭でMF関口にパスを送る。猛然と最終ラインの裏へと走ってリターンパスを受けると、GKとの1対1で右足シュート。これは左ポストに弾かれたものの、MF福満が詰めて1点を返した。
 「個人としては良かったと思う。こういった試合で自分の力を見せないといけないから」
 試合後、リカルドは確かな手応えを口にした。FW杉本に代わって後半27分から途中出場し、1ゴールに絡んだ。短い時間で結果は残した。
 第18節を終えた時点で途中出場4試合、出場時間はわずか7分。これが今季のブラジル人FWのリーグ戦出場歴となっている。第13節神戸戦からはベンチからも外れ、大卒2年目のFW沢上よりも序列は低くなっている。助っ人として日本に来た身として、これほど辛いことはないだろう。ただ、日頃の練習を見ていても、気持ちが折れている様子はない。
 ひとつの原動力となっているのが、生まれてくる第2子の存在だ。北欧でプレーした頃に知り合ったスウェーデン人のペルニーラ夫人が第2子を妊娠中で、11月に出産予定。「それが、かなりのモチベーションになっているよ。家の中では家族との時間を楽しんでいるからね」。長男ブルーノくん(5)に続いて第2子も男の子のようで、すでに「ロレンソ」と命名している。
 チームは現在J1首位。だからこそ「(プロになって)これだけ試合に出られなかったことは初めてだけど、チームの状態が良い中でメンバーが代わらないのは当然だと思う」と冷静に語る。リーグ戦では今季無得点ながら、ルヴァン杯と天皇杯では計7試合出場4得点。家族を思いながら努力を続ける助っ人が、再び脚光を浴びることを願っている。(西海 康平)
 ◇リカルド・サントス 1987年2月13日、ブラジル・リオデジャネイロ州出身の30歳。ボアヴィスタSCでデビューし07年にスウェーデンのカルマルに移籍。ノルウェーなどのクラブを渡り歩き15年に中国の貴州人和に移籍。16年に完全移籍でC大阪加入。1メートル87、80キロ。利き足は右。